これからあなたには、肛門科のモルモットになってもらいます。
VS測定の後は、観察・処置しやすいようにOラインを剃〇します。
腸内洗浄を行います。
洗浄完了したら、実験開始です。
指での拡張を行い、そのあとどれくらいの容量があるのかの実験を行います。
人工物で体内を傷つけないよう、うずらの卵や鶏卵を用意しています。
あ、バルーンカ〇ーテルを膀胱内に留置するので、お小水でおトイレに行く必要はないので安心してくださいね。
一通り説明が終わったら、VS測定です。
血圧、体温、SpO2、脈拍、超蠕動音を確認します。
そしてバルーンカ〇ーテルを膀胱内に留置します。
とても痛みが強かったようです。
あまり経験のない方には尿〇ブジーを用いて拡張をすることもありますが、Tさんには行いませんでした。
とても辛そうな声を上げながらも、なんとか自制内で、挿入・留置できました。
そうしたら実験台に移動です。
台に乗せ、脚を挙上します。
臀部の下に漏れないように排泄用ゴミ袋を敷き込み、固定します。
体勢が整いました。
腸内洗浄から行いましょう。
イルリガートルを用います。
まず600cc注入します。
そしてそのまま、その場で排泄してもらいます。
排便がゴミ袋の中に溜まっていきます。
2回目は400cc。
今回の検査では、直腸付近が洗浄出来ていれば問題ないので、量は少なめです。
うん、いいですね。
では容量検査を行いましょう。
まずは肛門の拡張です。
ロンググローブを装着し、指を1本挿入します。
指が2本入るようになったら、最初はうずらの卵を挿入していきます。
1個ずつ丁寧に入れていき、計9個入りました。
10個目は溢れてしまいましたね。
次は自力で排出していただきます。
奥に入った1,2個を排出するのに時間がかかりましたが、なんとか全て出せました。
次は鶏卵の挿入になります。
うずらの卵よりも直径が大きいため、肛門もさらに拡張する必要があります。
指は、3本、4本と増え、5本入りました。
鶏卵を挿入を試みます。
しかし水煮のゆで卵は柔らかく、なかなか挿入できません。
元々鶏卵は肛門よりも直径が大きいのです。
指で拡張できたと言っても、本来閉じている肛門をこじ開けるほどの強度はこの鶏卵にはありませんでした。
残念ですね。
実験失敗です。
次回の課題にしましょう。
では、次はフィストが可能か実験していきましょう。
体勢を変えます。
診察台に移動し四つん這いになっていただきます。
先程と同じように、指を挿入し、徐々に増やしていきます。
呼吸を整え拳を挿入していきます。
何度か挑戦しましたが、フィストも行えませんでした。
やはりまだ拡張治療が不十分ですね。
再度うずらの卵の挿入を行いましょう。
次は10個入りました。
1回目よりプラス1個ですね。
素晴らしいです。
さ、排泄です。
今度はオムツに出してください。
出せましたか?
あら?
7個しか出ていませんよ。
あと3個ですね。
ほら、頑張ってください。
…うーん、出ませんね。
確認しますね。
…指が触れはするのですが、奥まで入り込んでいますね。
掻き出すことは難しそうです。
浣腸をして出しましょう。
最初と同じように、イルリガートルで高圧浣腸を行います。
450ccほど入れ、トイレで排泄です。
無事に出せましたね。
バルーンカ〇ーテルを抜去し、実験は終了です。
お疲れ様でした。
ーーーーー
お疲れ様でした。
お部屋のセレクトもバッチリにありがとうございます♪
アイテムもご持参ありがとうございました。
とっても楽しかったです〜。
次はもっと頑張りたいですね。
Tさんのまたのご来院を心よりお待ちしております♪
MMC 一色裕子