ここはお漏らしやおねしょ(夜尿)の専門病院。
入院できるのは幼児〜中学生です。
入院から退院まで、専属の看護師がお世話をします。
入院患者には以下の事項が義務付けられています。
①オムツ(基本テープタイプ)を常時着用すること。
②オムツが汚れたら看護師に伝えること。
③オムツは当院が準備したものだけとする。
④飲食物は当院が用意したものだけとする。
⑤ズボンやスカート等の着用禁止とする。
理由として、
①おねしょのみの子が昼間のお漏らしが治っていない子をいじめないため。
まあ、夜尿の子は環境の変化で昼間にお漏らししやすいため。
②トイレへの誘導の声かけのタイミングを把握するため。
③患児の容体でオムツの使い分けがあるため。
④飲食物による影響を把握するため。
⑤オムツ交換が頻回のため、下の衣類の汚染を防ぐため。
以上を守る必要があります。
基本的に1週間から1ヶ月ほどで治療効果が出るため、当院の評判は上々です。
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今日は、今私が担当しているTくんを紹介しましょう。
Tくんは8歳の男の子です。
まずはTくんの入院初日の状態です。
・1回の排尿が多いのか、尿がオムツから溢れていることがある。
・オムツのテープを自分で剥がす時がある。
・オムツが汚れても看護師に伝えない。
・本人も保護者も治療にあまり積極的ではない。
そのためTくんのおむつを吸収量が多く、テープの粘着度は強く、お漏らしサイン付きのものに変更しました。
また、Tくんには、おしっこだけでなく、う〇ちのお漏らしや、薬を塗っている途中でもお漏らしがみられたため、重症患児と認定されました。
通常の治療ではなく、一度赤ん坊に戻してから再度成長させる治療法(育てなおし療法)がとられることになりました。
通常の治療より時間を要します(保護者了承済)が、一度経験した過程の再経験になるため入院期間は1年ほどで治療が完了する見込みです。
育てなおし療法を受ける患児は別の部屋(通称:新生児室)に集められます。
移動は患児が眠っている夜中に行います。
柵が高いベッドやサークルメリー、壁の装飾など、乳児や幼児が好みそうなつくりになっています。
入室当初は乳児のような扱いを嫌がる患児もいますが、薬が効いてくれば全てを忘れて赤ちゃんようにふるまうようになります。
なお余談ですが、新生児室での治療によりオムツ好きになった元患児は、お休みの日のみ中学生までなら無料で入院できます。
高校生からは基本有料ですが、看護学生の練習台になることを条件に無料になります。
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Tくんも、最初は環境の変化に戸惑いがあったようです。
入院して数日経ち、次第に慣れてきたようで、哺乳瓶を用いての飲水や、おしゃぶりも上手にできるようになっていきました。
おしっこはオムツの中にします。
今までとは違い、お漏らしをしたからといって、赤ちゃんを叱ることはありません。
まあまだ赤ちゃんですから、仕方ないですもの。
治療によりオムツが好きになる患児も多くいますが、どうやらTくんは、元々オムツが好きだったようです。
ずっとオムツしていたくて、わざとお漏らししていたんですって。
仕方ない子ですね。
ちゃんと治ってお兄さんになっても、病院に入院しにきていいからね。
看護師さんがTくんのオムツの交換やおちん〇んやお尻をキレイキレイしたり、ずっとお世話してあげるからね。
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お疲れ様でした♪
今回も楽しい設定・アイテムをご用意ありがとうございます♪
楽しかったですね!
Tくんのまたのご来院を心よりお待ちしております♪
MMC 一色裕子