暑い日が続いたと思ったら今度は台風の影響でどんよりした天気が続いてますね。
最近子供も病気でマイコプラズマ肺炎がちらほら流行ってますので、どんな病気か紹介します。
マイコプラズマ肺炎とは?
→マイコプラズマという菌が肺に感染しておこる病気です。
しつこい咳と頑固な発熱が特徴です。
肺炎ですが、聴診器で呼吸音を聞いても異常はなく、外見では分かりにくい病気です。
特徴
→普通の肺炎では空気の通り道である気管支や肺胞が障害されるため、聴診するとゼロゼロとした痰が絡むような音が聞こえるのですが、マイコプラズマは、気管支や肺胞の外部にある間質で炎症をおこすため、呼吸音に異常が出ません。
ただし経過が長引くと炎症が気管支や肺胞に広がり、ゼロゼロとした音が聞こえるようになります。
罹りやすい年齢
→幼児から成人までかかる可能性はありますが、小学生くらいの年齢によくみられます。
幼児では肺炎にまで進行する事が少なく、風邪症状で治ることが多いですが、最近では肺炎になるケースも多いみたいです。
一度感染しても、何度も感染する可能性があります。
症状
→しつこい咳と頑固な発熱が特徴で、全身に倦怠感が見られます。あまり重症になることはありませんが、聴診だけではわからないので診断に時間がかかることがあります。
コロナやインフルエンザの診断のように迅速検査キットがありますのでそれで検査をしたりレントゲンを撮ることもあります。
治療
→菌なので、抗生剤を処方されます。マクロライド系の抗生物質が有効とされてきましたが、効かない場合も増えてきました。
その場合はテトラサイクリン系やニューキノロン系の抗生物質が有効とされています。
いろんな種類の感染症がありますので、体調に異変を感じたらしっかり検査してくれる病院に受診して下さい!
MMC 夏目蜜