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検査・オペ:Yさん。膀〇留置カ〇ーテル・強制排便オペ【前編】はこちら
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Yさん、お待たせしました。
ご移動です。
尿バッグを持ち、オペ室にYさんを連れていきます。
…
……
ではこれより、Yさんの強制排便オペを始めます。
よろしくお願いします。
酸素マスクを付けます。
両乳首に電極パッドを取り付けます。
指先にサチュレーションをはめます。
腹圧をかけたりコミュニケーションを取る必要があるため、やや苦痛も伴う手術ですが麻酔はかけません。
体位を整え、臀部に低周波治療のための電極パッドを貼ります。
これは電気刺激より薬液の吸収を高めるためです。
肛門からグリセリン浣腸液を計60ml注入します。
通常時よりも薬液量が多くなっています。
5分間このまま滞留させます。
臀部のパッドは下腹部に移します。
意識を逸らすため乳首の電極パッドを外し、潤滑剤を乗せたら、乳首刺激を加えます。
乳首刺激で生体反応を見ていきます。
5分経ったらオムツを着用させます。
排便可能ですよ。
このまま手術台の上で排便してください。
便の量や性状を確認する必要がありますから。
…?
、、もう時間は経ちましたので。
出してください。
…
……?
出そうにないですか?
腹部圧迫しますね。
…出ませんね。
これは大変です。
薬液量も多くしているにも関わらず排便欲求がないなんて。
このまま腸内で薬液が残っていては身体への負担が大きく危険です。
イルリガードルを用いて高圧浣腸を行いましょう。
まずはお湯を1L用意しました。
力を抜いてリラックスしてくださいね。
肛門からチューブを挿入します。
潤滑剤を乗せますよ。
ひやっとしますね。
…入りましたよ。
注入角度を調整しますね。
体はリラックスですよ。
深呼吸してください。
…なかなかお湯が入りません…。
腹部・肛門の緊張が強まっているようです。
何度も試しましたが、入っていきません。
このままでは大変危険です!
エネマシリンジで強制注入を行いましょう。
イルリガートルのチューブを抜去し、エネマシリンジの先端を挿入します。
まずは1プッシュ…。
無事入っていきますね。
続けますよ。
2、3、4…。
頑張れそうですか?
5、6、7…。
まだ続けますよ。
15プッシュ頑張りましょう。
苦しいですね。
もう少しですよ。
…14、15!
無事入りました。
オムツを再装着させます。
再び腹部を圧迫し…、ん!
出てきましたね。
音が聞こえますよ。
…
スッキリしましたか?
まだあまりですか?
排泄物確認しますね。
水様便で、極少量ですね。
まだ腸内に多く残っていますね。
再びエネマシリンジで腸内にお湯を満たしていきます。
2回目は25プッシュ行いました。
苦しいですか?
2回目はオムツ内にパッドを敷き込み、大量排便に備えます。
出していいですよ。
!
スムーズに排便が始まりましたね。
しっかり出しましょう。
…
出し切りましたか?
確認しますね。
…
パッドがちゃんと多量の排泄物を吸収していますね。
漏れてもいないですよ。
性状はやはり水様便が多量です。
しかし、浣腸液は無事排泄されたでしょう。
腸蠕動音も確認できました。
お疲れ様です。
一時は危険な状況でしたが、よく頑張りましたね。
この後は経過を見ていきましょう。
膀〇留置カ〇ーテルが貯めていた尿も1000ml貯まりましたね。
これだけ検体があれば十分です。
不要分はトイレで破棄しましょうね。
移動になりますよ。
ご自身で歩きましょうね。
動くことで腸蠕動を活発にする必要がありますから。
はい、捨てますよ〜。
たくさん出せましたね。
偉かったですね。
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お疲れ様でした♪
低周波のパッドを心電図モニターの電極に見立てたり、酸素マスクのご持参だったり、アイディアいっぱいで盛りだくさんであっという間のお時間でしたね!
遠くからありがとうございました♪
次回は次のボーナスが出る頃とのことでしたので、それまでたくさんネタを温めておいてくださいね♪
Yさんのまたのご来院を心よりお待ちしております♪
MMC 一色裕子